一緒にやってくれるだけでいい!双子らしく一緒に育児を覚えようと思った話

こんにちは、かかです。
妹(まま)と一緒にこの世に誕生した“相棒歴=年齢”な双子姉妹の姉です。
私たちは、幼稚園から大学まで一緒に通い、社会人になってからも頻繁に会う関係が続いています。
2人で出かけたり…
最近のおすすめを共有したり…
他愛のない話で盛り上がったり…
長年一緒に過ごしてきたからこそ、お互いの性格や傾向を把握していて、誰よりも相手のことを熟知している最強の相棒だと思っています。
今まで、たくさんのことを”2人で”乗り越えてきた私たち。
ままが”ママ”になったあの日から、これまで一緒に歩んできた私たちの双子ライフに、一緒に育児と向き合う日々が加わりました。
そこで今回は、その始まりを振り返るお話です。
テーマはずばり!
ままと一緒に育児を覚えようと決めた、育児未経験の私のリアルな体験をお届けします。
育児は初めてのことばかりで、ママもサポーターもみんな手探りです。
“教えてもらう側”でい続けると、お互いに気を遣いすぎてしまうこともあるかもしれません。
一緒に覚えることは、育児未経験だからこそできることでもあります。
あなたの大切な人も一緒に覚えていくことで、育児の不安が少し和らぐかもしれませんよ。
肩の力を抜いて「一緒にやってみる」ことから始めてみませんか?
ママになったら強くなるわけじゃないと思い知った瞬間
「母、強し!」
なんて言葉もあるように、私はどこかでママになると何かの特殊能力(?)で、女性は自然に強くなるような感覚を持っていました。
当たり前ですがそれは全くの勘違いで、世の中のママたちは不安でいっぱいの中、日々がんばっているんだとままの一言で思い知った話をします。
育児参加に自信のない私の気持ちを楽にしてくれたままの一言
甥っ子(おいちゃん)が生まれた当時、何もできない私は、育児をがんばる ままに何をしてあげられるかを模索していました。
まずは、「いろいろやれるようになることだ」と思い、週末に足繁くままの家に通って、おいちゃんのお世話の仕方をままから教えてもらっていました。
- ミルクを作って飲ませたり…
- オムツを変えたり…
- お着替えさせたり…
- 爪を切ったり…
- 沐浴をさせたり…
3時間毎の深夜の授乳タイムには、ままと一緒に起きてミルクを作りました。
おいちゃんが夜泣きをすれば一緒に「どうしたのかな?」っとオムツをチェックしたり、抱っこしながらあやしたり…
正直「ぱぱよりもやっているのでは?」っと思ったこともあります(笑)
教えてもらったかいもあって、少しずつやれることを増やしていきました。
でも……自信がなくて…
ままが見てくれていないと不安で……
「私に任せて、ままは休んできていいよ」
と言ってあげたいけど、実際はなかなか言えるような心境ではありませんでした。

せっかく教えてもらっているのに、息抜きさせてあげられなくてごめんね…

ううん。
一緒にやってくれるだけで全然嬉しい。
自分も手探りで不安な気持ちは一緒だから、一緒にいるだけで安心するし!
こんなやり取りをしたのを今でも覚えています。
この言葉をもらってから、ただ付き添うだけになってしまう自分に対して、負い目を感じなくなり、気持ちが楽になりました。
その後、1人でもやれることをスモールスタートで見つけ、今ではおいちゃんを1日任されるまでになりましたが、ままのこの時の言葉がなければ途中でリタイアしていたかもしれません…
不安でなかなか一歩踏み出せなかった私のスモールスタートはこちらの記事にまとめておりますので気になった方はご覧くださいませ▼

ママも最初は育児未経験からスタート、不安でいっぱい
先ほどのままの一言を聞いた当時の私は、気が楽になっただけではありませんでした。
おいちゃんはままにとっては、第1子です。
だから、育児の経験がないのは自分と変わらないのに“ママだから”というだけで、ままのことを勝手にたくましい存在だと感じていた自分がいたことに気付かされました。

ままも私と同じ気持ちの中で、日々奮闘しているんだ!
私が何を尋ねても、「これはこうするんだよ」っと教えてくれるままの背中からたくましさを感じていました。
でも、それは出産までに本をたくさん読んで身につけた知識だったり、出産後も睡眠不足の体で日々情報収集をがんばった努力の賜物なんだなと気が付きました。
サポート役の私と、親という責任が伴うままとでは子どもと向き合うプレッシャーも違うはず…
不安感で言えば私の比ではないと思うので、「一緒にやってくれるだけで安心する」という言葉は、「ママは自然に強くなるもの」と能天気に感じていた私には本当に響きました。
育児全力応援サポートは双子の嫌な予感から始まった
さて、ママになったら自然に強くなるわけじゃないと思い知った私は、少し嫌な予感がしてしまいました。
ままは楽観的な私と違って、努力家で生真面目で、絵に書いたような優等生タイプです。
答えがないことでも、上限なく答えを求めて情報収集してしまう上昇志向な性格なんです。
だから私はこの後、ままが陥る状況が想像できてしまいました。

子育てに思い悩んでも回答が得られないことの方が多いはず…
どんどん睡眠時間を削って調べて、でも答えが見つからないから調べることが辞められなくて疲弊していくんだろうな…

真面目故に手を抜くことが苦手だから、全力投球したいのにキャパオーバーで できないことが増えてきてギャップに苦しむんだろうな…

もちろん、ぱぱもいるから支えてくれると思うけど、ぱぱは合理主義な印象だから「しんどいなら辞めればいいじゃん」って正論を言われて傷つくかもな…
そこで私は決心したのです!!!

これまでの人生と同じ!
ままと一緒に新しいことにチャレンジしながら、ままをサポートしていこう!!
私は誰よりもままのことを知っている自負があります。
そんな私の嫌な予感は当たる可能性の方が高いはず!
じゃあ、少しでもそうならないように私がサポートすればいいじゃない!
今までの人生だって支え合って生きてきたんだから!!
そう思った私は、まずはままから育児について教えてもらうだけの受け身スタイルを変えました。
隙間時間に子育て発信をしているSNSを見て
「〇〇の時は、△△したら解決したお子さんがいるらしいよ〜」
など少しでも、ままの調べたい欲を満たすよう情報収集をするようにしました。
だって、おひとり様の私には調べる時間はたくさんありますから(^^)
こうして、
- 平日にはSNSなどから情報収集
- 週末にままと一緒においちゃんをお世話する
このスタイルで育児を覚え、今でも私たちは一緒に育児について学んでいます。

自信がついてきたくらいから、かかはやってほしいことを1言うと、双子パワーで解釈して積極的に動いて、10くらいやるようになったよね(笑)

確かに…(笑)
自信がないとやっぱり行動を制限してしまうから、”まずやってみる”の大切さを実感する出来事でもあったな〜
なぜそこまで育児に参加しようと思えるのか?
私の今の生活を知ると周りから、よくこんな言葉をかけられることがあります。
「どうしてそんなに妹と甥っ子に尽くしてあげられるの?自分の子じゃないのによくできるね」
最初に言われた時は、「確かになぜだろう」と自分でも思いました(笑)
私が出した答えは4つありますので、順番にまとめてみました。
①何事も助け合ってきた信頼関係があるから
やっぱり一番に思いついたのは、今まで助け合ってきた経験があるからだと思います。
今までに私もままにはたくさんのサポートをしてもらいました。
- 習い事に打ち込めない時…
- 初めての模試で志望校の判定が良くなかった時…
- バイトばかりしていて単位が危なくなった時…
- 学生時代遊んでしまったが故にアピールすることが少なくて苦戦した就職活動…
- 男性関係でしんどい目にあった時…
数え切れないほどあります。
私の得手不得手を心得ていて、傾向も把握しているので誰に相談するよりも的確なアドバイスをくれる、まま。
正直言いづらいようなことも容赦なくストレートに言ってくれます。
いつも壁にぶち当たった時はままのアドバイスが打破の一手に繋がってきました。
だから、社会人になって離れて暮らすようになってもやっぱり一番頼れる存在で、何かあればすぐに連絡して話を聞いてもらうだけでもすっきりしていました。
育児という新しいステージでは、私はサポート側ですが、これまでと同じように“二人で乗り越えていく”それが私たちらしい形なんだと思います。

そんな私たちの関係性を理解してくれるぱぱには本当に感謝だな〜
②2人でやれば、なんでも結局楽しい話になるから
私たちはたくさんのターニングポイントがありました。
社会人になるまで一緒に過ごしましたが、その前に違う進路を歩むことだってできました。
それでも、できるだけ長く一緒に過ごす選択をしたのは、何と言っても…
2人で一緒の方が楽しかったから。
楽しいだけじゃない思い出もありますが、
それも今では「あの時はヤバかったね〜(笑)」っと笑い話になっています。
そんな会話ができるのは、共通の思い出があるからです。
それは、育児も同じだと思っています。
おいちゃんが少し成長した今。
一緒にあたふたした新生児期の夜対応も、
「かかがオムツ変えている最中におしっこかけられたよね〜」っと話に花が咲いています。

思い出を共有しているから、自分のがんばりを誰かが知ってくれていると思えるのが子育て中は特に嬉しいよ!
がんばりが報われなくても虚しい気持ちにならなくて済むからね
③自分には永遠にできない経験かもしれないから
私はあまり男性とのお付き合いには向かないんだと過去の経験から学んでいます。
そのため、生涯独身が濃厚です。
「おひとり様の私は、今後子育ての経験ができないかもしれない…」
っと思うと、おいちゃんのお世話をさせてもらえることは、とてもありがたいことに思えます。
しんどい夜の対応なども積極的になれたのは、自分ができないかもしれないことをやらせてもらえるからなのかもしれません。

今はおいちゃんが”小さな彼氏”(笑)
④おいちゃんは“私の半分”かもと思えるから
そして最後に…
おいちゃんは、ままにそっくりなことが大きいと思います。
つまり、それは私にもそっくりということ!!
だって、かかままは一卵性の双子ですから(^^)
遺伝子的には、ままと私はほぼコピーのような存在なんですよね。
そう考えるとある意味、
「おいちゃんの半分は私なのかも…」
そう思ったら、もう他人事なんかじゃいられないですよね(笑)
おいちゃんの顔を見ていると、不思議なくらい親近感が湧いてきます。
親戚の子どもを見てもかわいいとは思うけど、どこかで できれば関わりたくないと思ってしまう自分もいました。
だから「私は子どもが苦手なんだろうな」と、おいちゃんが生まれるまでは思っていたのに…
これは一卵性の双子ならではの感覚なのでしょうか?
私は自分のお腹を傷めずして、子どもができたよな感覚になっているのかもしれません。

おいちゃんと2人でお散歩していると「ママにそっくりだね〜」と声をかけられることがあるよ(笑)
まとめ:育児だって、やっぱり2人で!それが私たちの双子らしさ
以上、私たち双子の“2人で育児を覚える”という新たな冒険の始まりのお話でした。
しかし、これは決して双子だからこそできるといった話ではないと思います。
「育児をサポートする」というと、特別なスキルや経験が必要だと感じて、構えてしまう人も多いかもしれません。
でも、私たちのように、“一緒に覚えていく”というスタンスなら、できることが見つけやすく、自然と関係性も深まっていくかもしれません。
最初は何もできなかった私も、一緒に育児を体験しながら、少しずつ自信がついていきました。
「一緒にやってくれるだけでいい」
それは、ままだけじゃなく、子育て中のママたちが思っていることかもしれません。
あなたも、ぜひ「一緒に覚えていこう」の気持ちで寄り添ってみてはいかがでしょうか?
最初から”頼られる覚悟”なんていりませんよ(^^)
ただ一緒にいる、それだけで救われるママたちがいると、私は信じています。